ご招待状(0-01)

　ほぼ100年間、情熱を傾け続けている考古学者の皆さまへ、感謝を申し上げます。

　このサイトは４部構造になっています。第１部から読むのをお勧めしますが、テオティワカン遺跡のあれこれの写真を早く見たい、という方は、第４部からご覧になってください。

　遺跡、地名や重要な出来事のすぐ後に、英語あるいはスペイン語表記を足しておきました。ネット上で、私が現地で撮影できなかった箇所、数多の遺物の写真を、英語名なら気軽に検索できます。書籍名や論文名は、煩雑になるので掲載を避けましたが、外国語のキーワードを組み合わせると、探せます。

テオティワカンはどこにある？

　↑on Google Map。

　直行便なら、概ね14時間のフライトです。メキシコシティ国際空港は市街地に隣接していますし、車に1時間乗れば、テオティワカン遺跡公園に着きます。

　〔月の広場〕の展望台から、南を見ています。壮大な〔太陽のピラミッド〕がそびえ、〔死者の通り〕の両側には丁寧に積み上げられた神殿群の跡が続いています。建物上部は崩れ落ちています。当時はきっと、強固で重厚な光景だったことでしょう。

　都市全域を俯瞰すれば、３つの巨大なピラミッド、数多くの神殿／住居複合体が並び、その周囲には平均43m四方の近隣集団住居が2,000棟も建ち並んでいました。外縁には農業地域が広がり、さらにメキシコ盆地のほぼ全域を勢力下に置いていました。　西暦120年に都市建築が始まり、550年に人口が激減しました。当時、世界最大だっとも言われる12万人の都市国家がどんな社会だったのかを垣間見ていきます。