３つの博物館と2023年の古代メキシコ展

　このサイトの遺物の写真はほとんど全て、以下の４カ所で私が撮影しました。

　１、メキシコ国立人類学博物館Museo Nacional de Antropología（2023年と2024年）

　全館をじっくり見るには、三日以上必要でしょう。人類学入門室から始まり、メキシコ北部室で終わる11室の展示物は数え切れません。現地ガイドは、「全部見ているはずなのに、ガイドに来るたびに、新たな気づきがある」と言っていました。テオティワカン室だけでも、数時間はかかるでしょう。メソアメリカの宝庫です。

　２、テオティワカン壁画博物館Museo de los Murales Teotihuacanos, Beatríz de la Fuente（2023年）

　20世紀後半から崩れかけた壁から壁画の剥片を回収、補修、保管していたようです。見事です。壁画ではありせんが、〔太陽のピラミッド〕近くの〔地下天文観測所〕の、おそらくは本物の石碑と地下の状況のレプリカも展示されいます。

　３、テオティワカン文化博物館Museo de la Cultura Teotihuacana（2023年）

　こちらでは、テオティワカン全域からの貴重な拾い物がたくさん展示されています。

　４、東京・上野の国立博物館の古代メキシコ展（2023年）

　多くのメソアメリカ本のカラー口絵に載っている遺物がたくさん展示されていました。また日本語の解説文も簡潔で優れていました。