〔ヤヤワラ〕Yayahuara

　遺跡公園の外にあります。入り口２から周回道路を南下すると、西へ入る道があります。その道は南へ曲がり、すぐに小さな赤い矢印の狭い道があります。

　遺跡全体を囲む金網の北東の角がわかります。なお、狭い道の奥は民家の門で、行き止まりのようです。

　「近隣集合住宅の1棟」が明確に見て取れます。外周壁には漆喰が塗られていたようです。

　↑at 壁画博物館。

　回収できた唯一の壁画です。西暦350年〜550年。右半分は、中心に星で、金星ではないようで、二重に花びらがデザインされ、二枚貝と多分巻貝が配置されています。左下はおそらく波でしょう。中庭1から出土と解説されていますので、おそらくは、一番上の写真の「祭壇付き広場」に面した壁でしょう。

　来た道を戻ります。テティトゥラ通りを南へ行きます。そこから、下の写真を撮りました。横長に、近隣集合住宅の東の外壁跡が写っています。

　手前の荒地にはYayahuara2という地名がついています。ヤヤワラ近隣集合住宅全体は、衛星写真に付した四角い配置だったのでしょうか。テオティワカンでは多くの場合、西面がその複合構造体の正面となります。ですから、赤い四角の西側には、別の棟はなかったとも想像されます。

　民家が密集するテティトゥラ通りを南下すると、サクアラ近隣集合住宅の北東の角が見えてきます。