〔サクアラ〕Zacuala

　↑北東の角。

　↑東側面から。

　2枚目撮影写真には、手前に階段があり、その奥に仕切り壁の基礎があり、その奥に、浅い貯水槽が写っています。

　ほとんどの壁画が不法に剥がされ、売られていったようですが、何枚かは回収できました。〔トウモロコシを運び込む司祭〕から見ていきましょう。

　↑at 人類学博物館。柱廊3。

　↑at 壁画博物館。柱廊3の壁画 3。

　西暦350~550年。展示する博物館が違いますが、どちらも柱廊3の出土です。柱廊3は神殿用基壇に接していますので、特別な場所だったと思われます。

　〔トラロック神〕を装った人間であり、ほぼ同じ姿が連続して描かれていたと判明しています。背中にトウモロコシを入れた籠、右手にそれの穂。左手には袋。声を発しています。

　私見ですが、エリート層が自覚していた役割と責任が描かれていると感じます。曰く、「司祭が、〔トラロック神〕と一体化し、テオティワカンという都市へ外部から食料を運び込み、住民へ差し出している」。

　↑at 壁画博物館。

　出土箇所は不詳。波打つ帯に赤と昔は緑色の羽毛が描かれています。中央の円は盾でしょうか、あるいは地名か家系名でしょうか。下部の黄色と青の幾何学模様は、水路かもしれません。写真の左中央を拡大します。

　左から、〔トラロック神〕の象徴の〔太い円〕、心臓、心臓と黄色い何か、に見えないこともありません。

　↑↑at 壁画博物館。

　上の左は、埋葬24のマスクです。耳飾りの大きさの度合いは、より多くの人々の声を聞くべき立場、及び能力のスケールを表する、という推察もあります。上の右は、アルメナ（屋根飾り）で、西暦250年〜550年の物です。〔トラロック神〕が意匠です。

　↑at 壁画博物館。

　上は、中庭8に面した柱廊8と9から回収されました。ゴーグルと、もたらされる水流があります。〔トラロック神〕に関連しているのでしょう。横顔ですから、〔トラロック神〕に扮した人間でしょう。

　↑at 壁画博物館。

　中庭1の出土です。人物は、左手に四角い盾。背後には尻尾らしき描写があるので、ジャガーかコヨーテのような衣装かもしません。両端の円は、地名あるいは家系名の可能性があります。

　↑at 壁画博物館。

　中庭13。青い足と尾が残っています。四弁の花の形の盾を抱えているようです。複数連続していますね。

　↑南側面から。